「日本のお祭り」 〜市民参加型のお祭りへ〜 齋藤 慎一
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埼玉県 熊谷市 「うちわ祭り」
毎年7月20日から3日間かけて行われるうちわ祭り。3日間で延べ70万人の人たちが訪れる。流行病の退散・農作物の豊作と商売繁盛を神様にお願いする祭りである、京都の祇園祭を源としている。12台の山車・屋台(祭礼のときに種々の飾り物などをして引き出す車)が熊谷囃子とともに市街地を巡行する様子は、その豪華さから関東一の祇園祭と称されている。
3日目の夜がクライマックスで、街のあちこちで引き合わせ叩き合いが繰り広げられながら、山車と屋台がお祭り広場に集結する。山車と屋台がライトアップされると、夜空に響き渡るお囃子とともに、数万人の人波から歓声が上がる。
《現況と課題》
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日帰り型中心の入込客
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ゴミの問題
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スリなどの犯罪の問題 etc
うちわ祭りの充実は、地域間交流の最大の推進役となっており、観光の推進といっそうの誘客を図る。
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栃木県 宇都宮市 「みや祭り」
宇都宮市の青年会議所の方々が中心となっており、行政や神社が主催するお祭りではないという面で珍しく、しかも年々規模が大きくなっている、まさに宇都宮市民が作り上げてきたお祭り。
形や形式をきれいに見せるというよりは、参加している人たちみんなが楽しんでいるという様子が伝わってくるお祭り。栃木テレビによる生中継もある。
http://www.city.kumagaya.saitama.jp/
http://www.d9.dion.ne.jp/~akidon/sub44.htm